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基礎知識

 身体のなかで最も肉離れを起こしやすい筋肉であり、しっかりとしたステップを踏んでリハビリテーションを行わなければ、再断裂し競技復帰に非常に時間が掛かってしまう疾患です。この為、復帰したい気持ちを抑えつつ、根気強く治療をしていくことが求められます。
ハムストリングスは3つの筋肉によって構成されています。大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋です。この中で、最も受傷しやすい筋肉が大腿二頭筋です。

受傷機転

 多くは疾走中に発生します。地面に脚が接地する前か、地面に脚が接地し蹴りだすところで受傷します。稀にではありますが、膝が伸びた状態で尻もちをついて、座骨のあたりで肉離れをおこすことがあります。私はまだ経験したことがありませんが、座骨付近の場合、Ⅲ度損傷が多いようです。Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ度損傷の画像は下記の大腿四頭筋の肉離れ編を参照下さい。

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要因としては、やはり筋疲労が直接的な原因であると考えています。もちろん、元々存在した筋損傷、柔軟性の低下、下肢長の不一致(脚の長さが違うこと)、左右の筋力のアンバランス、大腿四頭筋との筋力のアンバランスも要因としては含むことができます。ただ、私個人の見解としては、筋疲労です。その中には、電解質の枯渇も含みます。電解質の枯渇とは、簡単に言えば、身体の中にあるカリウムとナトリウムが少なくなってきたり、この2つのバランスが悪くなることです。熱中症のようなものです。少し踏み込むと、汗と共に流れ出るナトリウムが身体からなくなってくると、筋痙攣(きんけいれん)が起こります。

筋疲労が何故肉離れを起こしやすくなるのか

 筋疲労を起こすと筋肉の動きが悪くなります。これは中枢神経(脳や脊髄)から筋肉に送られる電気信号の通りが悪くなる為です。通りが悪くなるとは、電気信号の伝達スピードが遅くなることを言います。筋肉が疲れてきたり、頭が疲れてきたりすると、このような症状が起こります。この伝達スピードの遅れから、普段の運動との感覚のずれが生じます。このあたりで股関節と膝を曲げてという、インプットされた動きに神経の伝達スピードが追い付かなくなり、身体の感覚ではいつも切り返しているフェーズの時に、実際には違う動きとなり、筋肉が必要以上に伸長され受傷する。これが受傷過程です。もちろん全てにあてはまる訳ではないことを覚えていてください。

病態把握

 患者様は鋭い、痛みの抜けたような痛みが突然襲ってきたというような表現をすることが多いです。音が聞こえたなどもよく聞きます。このエピソードだけでも容易に想像することができます。でもやはり圧痛が最も大事です。触診する際に、圧痛点があるのか。腫脹、皮下出血、筋硬結や陥凹を診てきます。受傷後すぐは、陥凹を触れることはできますが、数時間経過してくると、出血が陥凹を埋めるので触れることができなくなるのが特徴です。整骨院に来院時は数時間が経過していることが多いので、何度も言いますがやはり圧痛の有無と患者様のエピソードが重要です。
ここで整形外科を受診した方の為に、画像所見に移りましょう。

レントゲン画像は右座骨裂離骨折です。成長期のⅢ度損傷になるくらいの衝撃ではハムストリングスの肉離れにはならず、座骨の裂離骨折を起こします。
肉離れでMRI撮影をする必要性は国民医療費の観点からする必要性はあまり感じませんが、この疾患の画像は読み取りやすく分かりやすく非常に勉強になります。上記のMRI画像は、左からⅠ、Ⅱ、Ⅲ度損傷で出血を光るように映すT₂強調像というもので撮影したものです。Ⅲ度損傷ではかなりの出血を確認できます。

整骨院 sports college での治療

 肉離れの初期治療は全て同じ治療になります。アイシングと圧迫固定です。もちろん挙上などの生活指導はしますが、基本はアインシングと圧迫です。アイシングは根気強くすることで炎症が早くなくなり治癒速度は格段に違います。炎症が軽減するまでは、健側のトレーニングや体幹トレーニングを行います。この健側や体幹トレーニングは後に必ず役に立っていくので休まず運動していきましょう。当院ではどのトレーニングがこの患者様にとって適切かを判断しながら進めていきます。痛みが少なくなってきたらいよいよ次の段階です。怪我には必ず理由があります。その理由を探っていくことが私の仕事です。受傷から復帰までが治療です。何故肉離れを起こしたのか。筋力不均等か、体幹との協調性の問題か、クロスモーションは適切か、など診るべき項目はいくつも存在します。整骨院 sports college ではそのような項目を見極め、オンリーワンの治療を提供します。お任せください!

℡0994-38-2023

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